Web杜のたより第16号(2010.8) 1/3ページ

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 運動会・体育祭の災害について 

 はじめに

 仙台支所管内の運動会における災害事例から、小学校・中学校・高等学校・高専それぞれの特徴を災害共済給付データから分析し、また、特徴について独自に考察していきたい。

 


 

 

【小学校】

 

★競技種目

短距離走

リレー   

障害走 組体操 応援合戦 騎馬戦 大縄跳 綱引き 棒引き 棒倒し 二人三脚 ムカデリレー その他の競技 競技外

64

29

11

6 

11 

28 

26 

61 

 競技種目については、最も件数が多かった種目が短距離走によるもので64件(25.8%)、次いで競技外が61件(24.5%)、リレーが29%(11.6%)、騎馬戦が28件(11.2%)となっている。

 

【特徴】

○短距離種目が最も災害発生が多い。

○短距離種目とほぼ同様に競技外の事故の発生が多い。

○4種目(短距離走、競技外、リレー、騎馬戦)が73.3%(182件)を占める。

 

 

 

 

  

 

 

 

※競技外の事故の内容について

 ・校舎内のトイレに行く時、外部の人が校舎内に入らないように置いてあった鉄製の柵を飛び越えた際、柵に右第2趾をぶつけて骨折した。

 ・校庭から教室まで移動していた途中、階段で後ろにいた生徒と接触した際、自分の椅子に顔面をぶつけてしまい、口唇を切ってしまった。

 ・トイレから戻り、階段状になっている応援席に上がるところ込み合っていたため、応援席裏の足場支柱からよじ登ろうとした際、足を滑らせずり落ち、支柱金具に右膝をぶつけ負傷した。

【考察】

 運動会というイベントは、通常の活動と異なる環境下になるので、興奮状態となったり、つい突飛な行動をしたり、注意が散漫になったりすることが、災害につながっている可能性が高いと考えられる。

 

★負傷の種類

 

挫傷

・打撲

骨折   

捻挫 挫創 擦過傷 脱臼 裂創 切創 歯牙破折 割創 刺創 熱傷 ・火傷 疾病 その他

78

47

42

32 

13 

26 

61 

 負傷の種類で多いのは、挫傷・打撲が78件(31.4%)、骨折が47件(18.9%)、捻挫が42件(16.9)、挫創が32件(12.9%)の順となっている。

  

 

【特徴】

○挫傷・打撲が最も負傷率が高い。

○4負傷(挫傷・打撲、骨折、捻挫、挫創)が80.2%(199件)を占める。

 

 

 

 

  

【考察】

 乾いたグラウンドにおいて、短距離走で転倒すると、深い傷になる。さらに、手のつきかたしだいで骨折になる。また、天候やグラウンド状態の諸条件も負傷の程度に関わってくる可能性がある。

 

★被災時刻

7時

8時

9時 10時 11時 12時 13時 14時 15時 16時 17時 18時 19時 20時 21時

1

7

25

66 

61 

15 

42 

26 

0

0

 被災時刻は10時が66件(26.6%)、11時が61件(24.5%)、13時が42件(16.9%)、14時が26件(10.4%)となっている。 

 

【特徴】

○10時が最も発生率が高い。

○9時から11時までに61.2%(152件)、13時から14時までに27.4%(68件)となっている。

 

 

 

 

 

 

   

【参考】

  運動競技が盛んな時間帯に集中して88%(220件)発生している。

 

中学校(2ページ)