大阪かわら版 第53号(2011.12)

 

げんきな湖っ子  滋賀県イメージキャラクターキャッフィー

 ~滋賀県イメージキャラクター キャッフィー~


の取組紹介
 

 (子どもの体力向上支援プログラムDVD)

 
滋賀県教育委員会は、平成21年度より文部科学省の委託を受けて「子どもの体力向上支援委員会」を立ち上げ、児童生徒の体力向上支援プログラム、名付けて“げんきな湖っ子(うみっこ)”プログラムを作成しています。

 その背景には、文部科学省によって平成20年度から実施された「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」において、滋賀県の小学生の体力値が多くの種目で全国平均値を下回る結果がありました。“げんきな湖っ子”の内容は、子どもたちの発達段階を踏まえた上で指導内容を明確にし、運動の系統性を図り、家庭でも活かせる様にと検討に検討を重ねたプログラムになっていると伺いました。

彦根市立城南小学校の校舎

 彦根市立城南小学校


第一作DVD『げんきな湖っ子 みんなで体育』に続き、今年度には第二作DVD『げんきな湖っ子 PartⅡ 体育のたから箱』のDVDとリーフレットを県内全ての小学校に配付し、運動を楽しみながら体力・運動能力の向上を図るという取組が進んでいます。

-滋賀県教育委員会 げんきな湖っ子PartⅡのホームページへ- 

 
南彦根駅の西側に位置する城南小学校で「子ども体力向上支援プログラム」PartⅢの撮影があると伺い、その授業の様子を取材させて頂きました。校門を入ると早速大きなあいさつの声が飛び交い、体育館へ移動する間にも人懐っこい子どもたちが積極的に話し掛けてくれました。

   授業は、まずきちんと整列して柔軟体操からスタート。この日は『側方倒立回転ができるまで』というプログラムに基づき授業が進みました。第3作目のDVD撮影も兼ねており、子ども達は大張りきり!!

逆立ち姿勢で手押し車をしてもらっている児童  ろくぼくジャンケンしている2人の児童 

  まずは手押し車から逆立ち姿勢までに挑戦

 ろくぼくジャンケン

 (腕・上半身の筋力をUP)

 

先生に補助してもらって3転倒立している児童 

 倒立横降りをしている児童

倒立横降りで動きの後半部分を習得

 

 

 3点倒立でバランスを感じて!!

 

熱心に先生の話を聞いている児童たち①  美しい側転をめざして練習する児童たち 

 先生の指導に全員集中!!

 幅を制限して一直線上の美しい側転を目指します

 

 授業が終わってからも好きな動きや納得のいかない動きを一生懸命練習する子どもたちが印象的でした。楽しいと思う動きを何度も練習する中で基礎体力や筋力が向上し、思うように動けるようになるとまた難しい動きに挑戦する、その繰り返しの中で、運動能力を上げて「滋賀県下の子どもたちの運動能力はすごい」と言われるまで成果が上がれば、すばらしいですね。

 子どもの体力向上支援委員会によると、このプログラムを実践すれば体力は必然的に向上するように作成されており、技のつながりなども低学年から高学年へと系統立てて実践していけるように考えられたものになっているそうです。

 また、いつでも、どこでも、だれとでも一緒に行うことができる「体育の宿題集」も盛り込まれていて、学校だけではなく家庭も巻き込んで運動に親しんでもらおうという頼もしい試みも見逃せない内容となっています。

 

熱心に先生の話を聞く児童たち② みんなの前で倒立姿勢をとる児童

 系統性を重視した指導により授業もスムーズに

 
このプログラム導入後、これまで体育が苦手だった教師から「体育に親しみやすくなった。」、「体育には教科書がないので、あやふやだった授業の進め方がDVDによって視覚からうったえかけられるので、理解しやすく、子どもたちが楽しそうにしていると感じる。」という、関係者には嬉しいコメントも寄せられているそうです。

 今後は、教師への研修も充実させて、この“げんきな湖っ子”のDVDを計画的に滋賀県の全ての学校に広め、使い続けてもらうことが長期的な体力向上につながると、担当の方はおっしゃっていました。現在、城南小学校ではこの取組のほかにも「びわ湖マラソン」と題して始業前に運動場を走る試みもされています。

 数年後の滋賀県の“げんきな湖っ子”たちの体力向上の成果が期待されるところです。 

先生に補助してもらい倒立している児童   みんな真剣!!DVD撮影風景