伝えようみんなの笑顔
~富山県南砺市立福光東部小学校(後編)~
前号では、地域と保護者の方による学校安全の取り組みをご紹介しました。
今回は学校独自の取り組みをご紹介します。
Q 地域の方は、とても熱心に取り組んでいて、『見守り隊』による登下校の見守りと
『育友会』による親子安全マップの作成で、学校も保護者も児童も安心ですね。
次は学校での取り組みを教えて下さい。
A 『東部っ子の1日』というきま
りを制定し、校内のルールを子ど
もたちが進んで守るように指導
し、事故防止に努めています。
またこの地域は冬場屋外で活動が
できないため、児童会の保健委員
会が児童集会で「廊下を走る事で
どのようなケガをするか」などを
発表し、安全な生活を送るよう
呼びかけています。他にも教員が
「イギリスには『走る人は、泥棒
か警察官だ』という言葉がありま
す」と紹介し、走る事はマナーに
反するという意識を児童に持たせ
るようにしました。これらの取り
組みを重ねていくことで事故の発
生率が徐々に減少しました。 |

東部っ子の一日
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Q 防災にも力を入れていると伺いましたが、具体的にどのようなことをされていますか?
A 来年から校舎の耐震工事が行われるのですが、校内を見て頂くと分かるように、本校はオー
プンスクールの構造となっており、柱がなく耐震強度が低いので、地震に備え避難訓練の見直
しを行いました。1つは、今年の夏休みに保護者の方に防災頭巾を作成して頂き、椅子の背も
たれに設置し、すぐに被って避難できるようにしました。夏休み明けの9月に、実際に防災頭
巾を被って避難訓練を行いました。
もう1つは、児童の『引き渡し訓練』を行いました。学習参観後に保護者の方に学校に残っ
て頂き、親子の名前を確認した上で子どもを引き渡す『引き渡し訓練』を行い、児童と一緒に
下校していただきました。保護者の方の協力がなければできない訓練ですが、皆さんが真剣に
取り組んでくださったので、スムーズに行うことができました。今後もこの訓練は継続する予
定です。他には着衣泳を全校で行っています。以前は、着衣泳はプールが汚れるので、プール
指導の最後に行っていたのですが、昨年から夏のプールシーズンの前に行うよう実施時期の
見直しを行いシーズン中の事故防止に努めています。
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手づくりの防災頭巾
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避難訓練の様子
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Q 学校独自で、さまざまな取り組みを実施されていますね。今後の課題を教えて下さい。
A 地域の方々に、駆け込み110番の登
録をして頂いていますが、数年前の登録
で再編成が必要だと思っています。また
今現在、地域・保護者・学校を挙げて児童
の学校安全に取り組んでおり、日頃はこれ
らの取り組みに守られている児童ですが
災害や事故はいつ起こるか分かりません。
非常時、周りに大人が居ない時でも、自分
で判断し危険を回避できる力を少しでも身
に付けて欲しいと願っています。 |
初田校長先生
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【取材を終えて】
校舎に入ってまず驚いたことは、廊下が広く
教室と廊下の仕切りがなく、とても開放的な
作りだということです。北陸の長い冬を校舎内
でケガなく過ごすための工夫や、安全を呼びか
ける掲示がされており、冬場でも子どもたちが
元気に過ごしている様子が目に浮かびます。
福光東部小学校は、地域・保護者・学校が
子どもの安全を守るという目標に向かって
ひとつひとつの取り組みが素晴らしい連携を
成していると実感しました。
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広々とした廊下
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